RICOH XR RIKENON 50mm F2(ペンタックスKマウント オールドレンズ リコー リケノン)

和製ズミクロンと称されるレンズ

RICOH XR RIKENON 50mm F2は、子供の頃手にしたカメラRICOH XR7についていた思い入れのあるレンズです。巷では和製ズミクロンと称されております。

このレンズは5世代あり、初代は金属鏡胴で、最短撮影距離は0.45mです。2代目からはプラスチックを多用、最短撮影距離は0.6mとなりました。3代目、4代目では鏡胴がどんどん短くなりました。4代目はなぜかレンズ名からXRが省かれてます。5代目はプログラムAEに対応しており、絞りリングにP表示があります。プログラムAE機のXR-P等で機能します。

左から、初代、2代目、3代目、4代目、5代目

せっかく5世代が揃ってますので、全長(マウント面から先端までの長さ)と重さを測って比較してみました。多少の誤差はあるかと思いますので参考程度に。

世代レンズ名全長[㎜]重さ[g]
初代XR RIKENON 50㎜ F239.8204
2代目XR RIKENON 50㎜ F2 L39.8171
3代目XR RIKENON 50㎜ F2 S35.7141
4代目RIKENON 50㎜ F230.0133
5代目XR RIKENON 50㎜ F2 P30.0133

左上から右に、初代、2代目、3代目、下段同じく4代目、5代目、SONY α7+XR RIKENON 50㎜ F2 P

初代から5代目まで、レンズへの灯りの映りこみが同じようにみえます。レンズ自体は同じ設計なのでしょうか。

マウントアダプターを介して、SONY α7に小型・軽量なXR RIKENON 50㎜ F2 Pを装着し、野暮用の出掛けついでに写真撮影してみました。

逆光で絞り開放にして撮影してみました。楕円ゴースト、虹色ゴーストがでております。最短撮影距離は0.6mですが、この程度は寄れます。

斜光でF5.6に絞って撮影しました。描写は良いと思います。

RICOH XR RIKENON 50㎜ F2は、絞りを絞ったときはもちろんのこと、開放から描写が良いと思います。

このレンズを持ち歩くと、子供の頃のたまらない高揚感がよみがえってきます。

次回へ続く。

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